図解|正規分布をわかりやすく

正規分布(またはガウス分布)は、統計学や確率論で非常に重要な分布であり、自然界や社会現象などさまざまな現象をモデル化するのに利用されています。
正規分布は釣鐘型の曲線で表され、次の様な特徴があります。

その1 対称性

下のイメージのように、正規分布は中央対称で、分布の左右が対称です。
平均値と中央値が一致: 分布の中央に位置する点が平均値であり、分布は平均値を中心に対称に広がります。


 

「左右対称」これ重要です。

2 68-95-99.7ルール

正規分布では、平均から標準偏差の範囲内に約68%のデータが、2倍の標準偏差の範囲内には約95%、3倍の標準偏差の範囲内には約99.7%のデータが含まれるという統計的な法則があります。

その3 確率密度関数

正規分布の確率密度関数は以下の数式で表されます。

正規分布は、多くの自然現象やデータセットに適用できるため、統計解析や機械学習の分野で広く利用されています。例えば、テストの得点分布や身長の分布などが正規分布に近い形をとることがあります。